2000年日语二级真题及答案
もほとんど作れない地方もあったのである。この事情は、基本的には現在も変わっていない。大きな川がない市や町では、となりの市や町に、金を払って水道の水を分けてもらっている。そのため、住む場所によって、水道料金には大きな開きが見られる。 【問い】 「この事情は、基本的には現在も変わっていない」とあるが、この事情とはどのようなことか。 1 水を得るためにしばしば争いが起きるということ 2 日本は雨が多い国なので水が豊かであるということ 3 水を手に入れるのは簡単なことではないということ 4 水が不足していて米や作物を作れないということ (4) 昔、モンシロチョウで実験してみたことがある。ケージの地面にいろいろな色の大きな紙を敷き、チョウがどの色の紙の上をよく飛ぶかを調べたのだ。やはり緑色の紙の上を、もっとも好んで飛ぶようであった。なるほど、チョウは緑色であれば紙でもいいのだな、とぼくは思った。 けれどこれは、チョウチョにはたいへん失礼な思いちがいであった。ほんものの草を植えた植木鉢をたくさん並べたら、チョウは緑色の紙など見向きもせず、ほんものの草の上ばかりを飛んだのである。 【問い】 「これは、チョウチョにはたいへん失礼な思いちがいであった」とあるが、どんな思いちがいをしたのか。 1 チョウチョは色の区別だけでなく紙と植物の区別もできないと思ったこと 2 チョウチョは形の区別はできるが、色の区別まではできないと思ったこと 3 チョウチョは色の区別はできるが、紙と草の区別はできないと思ったこと 4 チョウチョは色だけではなく形までも区別することができると思ったこと (5) NHK放送文化研究所では、1973年から5年ごとに、生き方、家族のあり方、政治、宗教、社会正義といったことについて、日本全国の16歳以上の男女約5400名を対象に面接調査を行っている。 この調査の中に、「人のよって生活の目標もいろいろですが、リストのように分けると、あなたの生活目標に一番近いのはどれですか。」という質問がある。回答者は次の四つの中から答えを選ぶことになっている。 1. その日その日を、自由に楽しく過ごす。 2. しっかりと計画を立てて、豊かな生活を築く。 3. 身近な人たちと、なごやかな毎日を送る。 4. みんなと力を合わせて、世の中をよくする。下のグラフは、この質問について1973年と1993年の結果を比べたものである。ここでは、回答の1と3をまとめて「現在中心」(グラフでは•)、2と4をまとめて「未来中心」(グラフでは▵)としてある。 Ⅰ―2図 生活目標―「現在中心」・「未来中心」(年層別) 【問い】 73年と93年を比べると、30歳代から40歳代についてどのようなことが言えるか。グラフと説明が合っているものを選びなさい 1 73年では「未来中心」の生き方を目指す人が多いのに対し、93年では身近な人たちと自由に楽しく過ごそうとする「現在中心」の方が多いことから、今の生活を大切に考える傾向が強くなってきたことがわかる。 2 73年では「現在中心」の生き方を目指す人の方が多いのに対し、93年では豊かな生活を目標にしてみんなと力を合わせていこうとする「未来中心」の方が多いことから、将来の生活を大切に考える傾向が強くなってきたことがわかる。 3 73年と93年のどちらも、今を楽しく生きられればそれでいいという「現在中心」の生き方が、将来のために努力しようという「未来中心」の生き方より重視され、今の生活を中心に考えていることがわかる。 4 73年と93年のどちらも、将来のために努力しようという「未来中心」の生き方が、今を楽しく生きられればそれでいいという「現在中心」の生き方より重視され、将来の生活を中心に考えていることがわかる。 (6) いつのころからか、「若い人になにをのぞむか」とか「どのように生きてもらいたいか」というような質問をされるようになりました。 はじめは当惑しました。お前はもう若くないんだ、と不躾けにいわれたような気がして、ちょっと対応が乱れたりしましたけど、まあ、いまはそんなことをいいたいのではない。 そういう質問をされて、自分が長いあいだ、人に「どう生きて欲しい」などと願ったりすることから遠いところにいたんだな、ということに気がついたのです。だいたい、若い人にどう生きて欲しいなんていってみたって、いうことをきく人がいるものかと、自分の若いころをかえりみて、そう思うし、多少は影響をあたえうるかもしれない自分の子どもにたいしても、ほとんどそういうことは願わずに生きてきました。 【問い】 「気がついたのです」とあるが、筆者はどんなことに気がついたのか。 1 「若い人にどのように生きてもらいたいか」というような質問を、自分はされたくないと思っていたこと 2 「若い人にどう生きてほしいか」というような生き方についての話をする年齢に、自分がなっていたこと 3 もう若くはない自分が若い人に人生について語っても、聞いてくれる人はいないと思っていたこと 4 自分の子どもを含めて若い人にどう生きて欲しいかということを、今まで望んだことがなかったこと 問題Ⅳ 次の文の にはどんな言葉を入れたらよいか。1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。 (1) 私は、3年前に胃を手術したのをきっかけに、健康に 。 1 不安がっている 2 自身たっぷりだ 3 困ることがない 4 注意するようになった (2) コンピューターの使い方 、質問がある方は、私のところまでどうぞ。 1 にとって 2 によって 3 に関して 4 に際して (3) 今まで何度酒をやめよう
もほとんど作れない地方もあったのである。この事情は、基本的には現在も変わっていない。大きな川がない市や町では、となりの市や町に、金を払って水道の水を分けてもらっている。そのため、住む場所によって、水道料金には大きな開きが見られる。 【問い】 「この事情は、基本的には現在も変わっていない」とあるが、この事情とはどのようなことか。 1 水を得るためにしばしば争いが起きるということ 2 日本は雨が多い国なので水が豊かであるということ 3 水を手に入れるのは簡単なことではないということ 4 水が不足していて米や作物を作れないということ (4) 昔、モンシロチョウで実験してみたことがある。ケージの地面にいろいろな色の大きな紙を敷き、チョウがどの色の紙の上をよく飛ぶかを調べたのだ。やはり緑色の紙の上を、もっとも好んで飛ぶようであった。なるほど、チョウは緑色であれば紙でもいいのだな、とぼくは思った。 けれどこれは、チョウチョにはたいへん失礼な思いちがいであった。ほんものの草を植えた植木鉢をたくさん並べたら、チョウは緑色の紙など見向きもせず、ほんものの草の上ばかりを飛んだのである。 【問い】 「これは、チョウチョにはたいへん失礼な思いちがいであった」とあるが、どんな思いちがいをしたのか。 1 チョウチョは色の区別だけでなく紙と植物の区別もできないと思ったこと 2 チョウチョは形の区別はできるが、色の区別まではできないと思ったこと 3 チョウチョは色の区別はできるが、紙と草の区別はできないと思ったこと 4 チョウチョは色だけではなく形までも区別することができると思ったこと (5) NHK放送文化研究所では、1973年から5年ごとに、生き方、家族のあり方、政治、宗教、社会正義といったことについて、日本全国の16歳以上の男女約5400名を対象に面接調査を行っている。 この調査の中に、「人のよって生活の目標もいろいろですが、リストのように分けると、あなたの生活目標に一番近いのはどれですか。」という質問がある。回答者は次の四つの中から答えを選ぶことになっている。 1. その日その日を、自由に楽しく過ごす。 2. しっかりと計画を立てて、豊かな生活を築く。 3. 身近な人たちと、なごやかな毎日を送る。 4. みんなと力を合わせて、世の中をよくする。下のグラフは、この質問について1973年と1993年の結果を比べたものである。ここでは、回答の1と3をまとめて「現在中心」(グラフでは•)、2と4をまとめて「未来中心」(グラフでは▵)としてある。 Ⅰ―2図 生活目標―「現在中心」・「未来中心」(年層別) 【問い】 73年と93年を比べると、30歳代から40歳代についてどのようなことが言えるか。グラフと説明が合っているものを選びなさい 1 73年では「未来中心」の生き方を目指す人が多いのに対し、93年では身近な人たちと自由に楽しく過ごそうとする「現在中心」の方が多いことから、今の生活を大切に考える傾向が強くなってきたことがわかる。 2 73年では「現在中心」の生き方を目指す人の方が多いのに対し、93年では豊かな生活を目標にしてみんなと力を合わせていこうとする「未来中心」の方が多いことから、将来の生活を大切に考える傾向が強くなってきたことがわかる。 3 73年と93年のどちらも、今を楽しく生きられればそれでいいという「現在中心」の生き方が、将来のために努力しようという「未来中心」の生き方より重視され、今の生活を中心に考えていることがわかる。 4 73年と93年のどちらも、将来のために努力しようという「未来中心」の生き方が、今を楽しく生きられればそれでいいという「現在中心」の生き方より重視され、将来の生活を中心に考えていることがわかる。 (6) いつのころからか、「若い人になにをのぞむか」とか「どのように生きてもらいたいか」というような質問をされるようになりました。 はじめは当惑しました。お前はもう若くないんだ、と不躾けにいわれたような気がして、ちょっと対応が乱れたりしましたけど、まあ、いまはそんなことをいいたいのではない。 そういう質問をされて、自分が長いあいだ、人に「どう生きて欲しい」などと願ったりすることから遠いところにいたんだな、ということに気がついたのです。だいたい、若い人にどう生きて欲しいなんていってみたって、いうことをきく人がいるものかと、自分の若いころをかえりみて、そう思うし、多少は影響をあたえうるかもしれない自分の子どもにたいしても、ほとんどそういうことは願わずに生きてきました。 【問い】 「気がついたのです」とあるが、筆者はどんなことに気がついたのか。 1 「若い人にどのように生きてもらいたいか」というような質問を、自分はされたくないと思っていたこと 2 「若い人にどう生きてほしいか」というような生き方についての話をする年齢に、自分がなっていたこと 3 もう若くはない自分が若い人に人生について語っても、聞いてくれる人はいないと思っていたこと 4 自分の子どもを含めて若い人にどう生きて欲しいかということを、今まで望んだことがなかったこと 問題Ⅳ 次の文の にはどんな言葉を入れたらよいか。1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。 (1) 私は、3年前に胃を手術したのをきっかけに、健康に 。 1 不安がっている 2 自身たっぷりだ 3 困ることがない 4 注意するようになった (2) コンピューターの使い方 、質問がある方は、私のところまでどうぞ。 1 にとって 2 によって 3 に関して 4 に際して (3) 今まで何度酒をやめよう