2003年日语二级真题及答案
たから 2 親切な気持ちからしたのではないのに、ありがとうと言われたから 3 お礼を言われたのに、おじいさんが自動ドアを通るのを助けてあげなかったから 4 おじいさんが自動ドアを通るのが大変だと気付かず、ドアを閉めてしまったから 問3 筆者はこれからどうしようと思っているか。 1 お礼を言われたから、今度ははっきり返事をしたい 2 相手のことを考えて、自分から人を助ける行動をしたい 3 困っているところを助けられたら、必ずお礼を言うようにしたい 4 自分には何ともないことでも、他の人がいやがることはしないようにしたい (2) 首都圏在住で4~9歳の子を持つお母さん500人を対象に実態調査をしたとこ (注1)(注2) (注3) ろ、子どもだちは年平均4.6回風邪をひき、10回以上をひく子が1割以上いることがわかった。 「今の子どもは、あなたの子どものころと比べて、風邪をひきやすくなったと感じるか」という問いに対して半数以上が「今の子どもの方がひきやすい」と答え、原因として「外で遊ばなくなったから」「食生活の変化」「体力の減退」などを挙げた。 子どもが風邪をひいた時の夫の対応は、「協力的だ」が6割を超えた。夫に協力し (注4) てほしいこととしては「早く帰宅して」「他の子どもの世話をして」「自分の身の回りのことは自分でして」という回答が多く、「看病してほしい」というのは1割ほど。父親には、看病する能力をあまり期待していないようだ。 (『サイアス』2000年3月号による) (注1) 首都圏:東京とその周辺の地域 (注2) 在住:そこに住んでいること (注3) 実態:実際の状態 (注4) 対応:ここでは、それに対する態度のこと 問1 今の子どもの風邪をひく回数について、正しいものはどれか。 1 1年に1回風邪をひく。 2 1年に6回風邪をひく。 3 1年に10回程度風邪をひく。 4 1年に4~5回程度風邪をひく。 問2 母親は、今の子どもについてどう思っているか。 1 風邪をひいたときでも外で遊びたがる。 2 自分の身の回りのことは自分でできる。 3 母親が子どもだったころより体力がある。 4 母親が子どもだったころより風邪をひきやすい。 問3 子どもが風邪をひいたとき、多くの母親は、夫にどうしてほしいと考えているか。 1 自分自身のことは自分でしてほしい。 2 家族のために料理や家事をしてほしい。 3 風邪をひいた子どもの世話をしてほしい。 4 子どものことは心配しないで仕事をしてほしい。 (3) 日本人はだれがほんとうの責任者なのかわかりにくい、と言われている。 ① 日本人と会議をすると、すぐに「それは本社と相談して」と言われるからだ。その場で決めてくれない。会議に出ている社員ばかりではない。社員でさえ、いや日本の首相でさえ、その場で一人で決めることはできないである。まわりの一人々と相談して、全員の了解を取って、初めて決定できる。日本人はそれに時間をかける。 (注) このことは、よく外国人から批判の対象になってきた。しかし、私はその批判に対して二つのことを言いたい。 第一に、これは日本のことだけではないということだ。実はどこの国にもあること ② である。大統領でも首相でも、何でも一人で決めていたら大変なことになる。まわりと相談するのは当然のことだ。ただ日本のやり方はそれが徹底していて、ほかの国よりきびしいだけなのである。 第二に、そのおかげで日本人はまとまって次の行動ができるのである。つまり、決定には時間がかかるが、( ③ )。 したがって、「本社と相談しまして......」決して悪いことではないのだ。 (注) 了解:承認 問1 ①「日本人はだれがほんとうの責任者なのかわかりにくい」のはなぜか。 1 首相以外はものごとを一人で決められないから 2 ものごとを決定するとき、全員の了解が必要だから 3 ものごとを決定するとき、外国人の批判をさけているから 4 ものごとを決定するとき、責任者はいつも本社にいるから 問2 ②「これ」は何を指しているか。 1 ものごとを会議の場だけで決定しないこと 2 会議に出ている人々で相談して決定すること 3 大統領や首相にものごとの決定権があること 4 首相の決定について外国から批判があること 問3 ( ③ )に入るものはどれか。 1 そのために、決定の後から反対があるのだ 2 その後で、責任者を決めることができるのだ 3 その後は、反対者もなく計画が進められるのだ 4 それまでは責任者は一人で計画が進められるのだ 問題Ⅲ 次の(1)から(5)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1,2,3,4から一つ選びなさい。 (1) 最近、人の声を認識したり、書かれた文字を読み取ったりするプログラムが、 (注1)あちこちで使われるようになってきている。そして、たとえば「このプログラムはどの人の声でも認識することができます」という説明がしばしばなされる。しかし、それを文字どおりに信用したりしてはならないだろう。「どの人の声でも」といったとき、男子の大人の声ならほとんど聞き分けられるということを意味していることが多く、女子の声や老人のしわがれた声、子どもの声(中略)についてはうまく (注2)認識できないという場合がある。 (長尾真『「わかる」とは何か』による) (注1) 認識する:物事を理解し、区別したり判断したりする(注2) しわがれた声:のどをいためた時に出るようなはっきりしない声 【問い】 「それを文字どおりに信用したりしてはならないだろう」というのはどうしてか。 1 老人の声しか認識できない場合があるから 病 ∨预紊筏J識できない場合があるから
たから 2 親切な気持ちからしたのではないのに、ありがとうと言われたから 3 お礼を言われたのに、おじいさんが自動ドアを通るのを助けてあげなかったから 4 おじいさんが自動ドアを通るのが大変だと気付かず、ドアを閉めてしまったから 問3 筆者はこれからどうしようと思っているか。 1 お礼を言われたから、今度ははっきり返事をしたい 2 相手のことを考えて、自分から人を助ける行動をしたい 3 困っているところを助けられたら、必ずお礼を言うようにしたい 4 自分には何ともないことでも、他の人がいやがることはしないようにしたい (2) 首都圏在住で4~9歳の子を持つお母さん500人を対象に実態調査をしたとこ (注1)(注2) (注3) ろ、子どもだちは年平均4.6回風邪をひき、10回以上をひく子が1割以上いることがわかった。 「今の子どもは、あなたの子どものころと比べて、風邪をひきやすくなったと感じるか」という問いに対して半数以上が「今の子どもの方がひきやすい」と答え、原因として「外で遊ばなくなったから」「食生活の変化」「体力の減退」などを挙げた。 子どもが風邪をひいた時の夫の対応は、「協力的だ」が6割を超えた。夫に協力し (注4) てほしいこととしては「早く帰宅して」「他の子どもの世話をして」「自分の身の回りのことは自分でして」という回答が多く、「看病してほしい」というのは1割ほど。父親には、看病する能力をあまり期待していないようだ。 (『サイアス』2000年3月号による) (注1) 首都圏:東京とその周辺の地域 (注2) 在住:そこに住んでいること (注3) 実態:実際の状態 (注4) 対応:ここでは、それに対する態度のこと 問1 今の子どもの風邪をひく回数について、正しいものはどれか。 1 1年に1回風邪をひく。 2 1年に6回風邪をひく。 3 1年に10回程度風邪をひく。 4 1年に4~5回程度風邪をひく。 問2 母親は、今の子どもについてどう思っているか。 1 風邪をひいたときでも外で遊びたがる。 2 自分の身の回りのことは自分でできる。 3 母親が子どもだったころより体力がある。 4 母親が子どもだったころより風邪をひきやすい。 問3 子どもが風邪をひいたとき、多くの母親は、夫にどうしてほしいと考えているか。 1 自分自身のことは自分でしてほしい。 2 家族のために料理や家事をしてほしい。 3 風邪をひいた子どもの世話をしてほしい。 4 子どものことは心配しないで仕事をしてほしい。 (3) 日本人はだれがほんとうの責任者なのかわかりにくい、と言われている。 ① 日本人と会議をすると、すぐに「それは本社と相談して」と言われるからだ。その場で決めてくれない。会議に出ている社員ばかりではない。社員でさえ、いや日本の首相でさえ、その場で一人で決めることはできないである。まわりの一人々と相談して、全員の了解を取って、初めて決定できる。日本人はそれに時間をかける。 (注) このことは、よく外国人から批判の対象になってきた。しかし、私はその批判に対して二つのことを言いたい。 第一に、これは日本のことだけではないということだ。実はどこの国にもあること ② である。大統領でも首相でも、何でも一人で決めていたら大変なことになる。まわりと相談するのは当然のことだ。ただ日本のやり方はそれが徹底していて、ほかの国よりきびしいだけなのである。 第二に、そのおかげで日本人はまとまって次の行動ができるのである。つまり、決定には時間がかかるが、( ③ )。 したがって、「本社と相談しまして......」決して悪いことではないのだ。 (注) 了解:承認 問1 ①「日本人はだれがほんとうの責任者なのかわかりにくい」のはなぜか。 1 首相以外はものごとを一人で決められないから 2 ものごとを決定するとき、全員の了解が必要だから 3 ものごとを決定するとき、外国人の批判をさけているから 4 ものごとを決定するとき、責任者はいつも本社にいるから 問2 ②「これ」は何を指しているか。 1 ものごとを会議の場だけで決定しないこと 2 会議に出ている人々で相談して決定すること 3 大統領や首相にものごとの決定権があること 4 首相の決定について外国から批判があること 問3 ( ③ )に入るものはどれか。 1 そのために、決定の後から反対があるのだ 2 その後で、責任者を決めることができるのだ 3 その後は、反対者もなく計画が進められるのだ 4 それまでは責任者は一人で計画が進められるのだ 問題Ⅲ 次の(1)から(5)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1,2,3,4から一つ選びなさい。 (1) 最近、人の声を認識したり、書かれた文字を読み取ったりするプログラムが、 (注1)あちこちで使われるようになってきている。そして、たとえば「このプログラムはどの人の声でも認識することができます」という説明がしばしばなされる。しかし、それを文字どおりに信用したりしてはならないだろう。「どの人の声でも」といったとき、男子の大人の声ならほとんど聞き分けられるということを意味していることが多く、女子の声や老人のしわがれた声、子どもの声(中略)についてはうまく (注2)認識できないという場合がある。 (長尾真『「わかる」とは何か』による) (注1) 認識する:物事を理解し、区別したり判断したりする(注2) しわがれた声:のどをいためた時に出るようなはっきりしない声 【問い】 「それを文字どおりに信用したりしてはならないだろう」というのはどうしてか。 1 老人の声しか認識できない場合があるから 病 ∨预紊筏J識できない場合があるから