2002年日语一级真题
が、地元の図書館の返却ポストに誤って郵便物を“投函”してしまいました。この返却ポストの色は「グレー」でした。最近の新しい郵便ポストは「グレー」のものが増えてきましたが、それで「グレー」に“反応”してしまったのです。本物のポストは、そこから2mも離れていないところに赤い色をしてありました。事の重大さに気づき、あわてて図書館の職員に電話でそのことを伝え、事無きを得ました。
光は人の目に入り、脳がその刺激を受けることから、人は色を見て、過去の記憶が呼び起こされたり、あるものごとを連想することがあります。そういったことから、色は直接視覚を反応させるシンボルとして大きな効果をもっています。
問1 「そのこと」とあるが、そのこととは何か。
1 郵便ポストに手紙を入れたこと
2 郵便ポストに図書館の本を入れたこと
3 図書館の返却ポストに本を入れたこと
4 図書館の返却ポストに手紙を入れたこと
問2 「人は色を見て、過去の記憶が呼び起こされたり、あるものごとを連想することがあります」とあるが、筆者の場合、どんな色を見て、何を連想したのか。
1 赤色を見て、郵便ポストを連想した。
2 グレーを見て、郵便ポストを連想した。
3 赤色を見て、図書館の返却ポストを連想した。
4 グレーを見て、図書館の返却ポストを連想した。
(2)快楽を定義すると、「何の役に立つわけでもないが、自分にとって楽しいこと、ラクなこと、気持ちのよいこと」ということになります。「( 1 )」というのがポイントです。大人になるにしたがって、私たちは「何かのために言動せよ」と要求されることが圧倒的に多くなってきます。受験のために勉強する、健康のためによりよい食事を摂る、収入を得るために働く、明日のために早く寝る、知識を得るために本を読む…etc。それはそれでとても大切なことですが、いつもいつも「…のため」と目的意識をもって生活するのは、とてもしんどく疲れることです。
【問い】 ( 1 )に入るのに最も適切なものはどれか。
1 ラクである
2 気持ちがよい
3 自分にとって楽しい
4 何の役にも立たない
(3)人の家に食事に招かれたとき、料理の準備や後片付けでちょっとした仕事を割り振ってもらえると気が楽だ。
でも、手伝いを頼む側カラス路と、他人への指示は意外と面倒くさい。こういう時に絶妙なさい配を振るえる人っていいな、と思う。最初は「漬物の袋を開けて」なんて簡単なことから始め、自然に仕事を分担させていくと、やがて勝手が分かった客が料理を作り始めたりする。
(中略)
いつも無意識に動いている作業を、言葉にして人に手渡すことは難しい。一人で家事を抱え込んでしまうと、こうした「指揮能力」は発達しにくい。独自に技を極める職人型家事もいいけど、全体を見渡して人も動かせる管理職型家事も、これからは必要みたい。
【問い】 筆者は家事についてどのように考えているか。
1 家事を他人に手伝ってもらうときは、いつも簡単なことを頼むのがいい。
2 一人で家事をするときは、全体を見渡して少しずつ進めていくと楽である。
3 他人にうまく指示を与えて仕事をするのも必要な家事能力のひとつである。
4 職人型家事をする人は指揮能力が高いので、多くの客を家に招いたとき役立つ。
(4)次の文章は、4年制大学を卒業した男性と女性の就職意識が、就職前と就職後半年で、どのように変わったかを調査した結果について述べたものである。
入社半年の新入社員約2200人に「就職活動中はいつまで働きたいと思っていたか」「現時点ではいつまで働きたい」と質問した。4大卒の男性は「定年派」の割合が44.2%から26.7%へ減少。逆に「転職派」は28.8%から50.9%に跳ね上がった。
この傾向は女性ではさらに顕著だった。4大卒の女性で「定年派」は19.7%から7.5%と半分以下に。逆に「転職派」は16.6%から38.8%と倍以上になった。
【問い】 上の説明文とあっているグラフはどれか。
図中略
問題Ⅳ 次の文の にはどんな言葉を入れたらよいか。1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。
(1)出席欠席の 、同封した葉書にてお返事くださるようお願いいたします。
1 そばから 2 ないまでも 3 次第にしては 4 いかんによらず
(2)私は、彼の失礼 態度に我慢ならなかった。
1 きわまった 2 きわまりない 3 きわめた 4 きわめない
(3)田中さんは、この1週間と 、仕事どころではないようだ。
1 いうもの 2 いっては 3 いえず 4 いうのに
(4)この町に大きな自転車工場ができるので、来年には労働人口が大幅に変化 と思われる。
1 される 2 させる 3 する 4 した
(5)私の料理を一口 なり、父は変な顔をして席を立ってしまった。
1 食べたら 2 食べて 3 食べる 4 食べよう
(6)会社を辞めたいというあなたの気持ちは、分からない が、無断で仕事を休むのはよくないと思う。
1 とばかりだ 2 にかたくない 3 にいたる 4 でもない
(7)周囲の反対 、兄はいつも自分の意思を通してきた。
1 であれ 2 をものともせず
3 にもまして 4 しないまでも
(8)それを 最後、君たち二人の友情は完全にこわれて
が、地元の図書館の返却ポストに誤って郵便物を“投函”してしまいました。この返却ポストの色は「グレー」でした。最近の新しい郵便ポストは「グレー」のものが増えてきましたが、それで「グレー」に“反応”してしまったのです。本物のポストは、そこから2mも離れていないところに赤い色をしてありました。事の重大さに気づき、あわてて図書館の職員に電話でそのことを伝え、事無きを得ました。
光は人の目に入り、脳がその刺激を受けることから、人は色を見て、過去の記憶が呼び起こされたり、あるものごとを連想することがあります。そういったことから、色は直接視覚を反応させるシンボルとして大きな効果をもっています。
問1 「そのこと」とあるが、そのこととは何か。
1 郵便ポストに手紙を入れたこと
2 郵便ポストに図書館の本を入れたこと
3 図書館の返却ポストに本を入れたこと
4 図書館の返却ポストに手紙を入れたこと
問2 「人は色を見て、過去の記憶が呼び起こされたり、あるものごとを連想することがあります」とあるが、筆者の場合、どんな色を見て、何を連想したのか。
1 赤色を見て、郵便ポストを連想した。
2 グレーを見て、郵便ポストを連想した。
3 赤色を見て、図書館の返却ポストを連想した。
4 グレーを見て、図書館の返却ポストを連想した。
(2)快楽を定義すると、「何の役に立つわけでもないが、自分にとって楽しいこと、ラクなこと、気持ちのよいこと」ということになります。「( 1 )」というのがポイントです。大人になるにしたがって、私たちは「何かのために言動せよ」と要求されることが圧倒的に多くなってきます。受験のために勉強する、健康のためによりよい食事を摂る、収入を得るために働く、明日のために早く寝る、知識を得るために本を読む…etc。それはそれでとても大切なことですが、いつもいつも「…のため」と目的意識をもって生活するのは、とてもしんどく疲れることです。
【問い】 ( 1 )に入るのに最も適切なものはどれか。
1 ラクである
2 気持ちがよい
3 自分にとって楽しい
4 何の役にも立たない
(3)人の家に食事に招かれたとき、料理の準備や後片付けでちょっとした仕事を割り振ってもらえると気が楽だ。
でも、手伝いを頼む側カラス路と、他人への指示は意外と面倒くさい。こういう時に絶妙なさい配を振るえる人っていいな、と思う。最初は「漬物の袋を開けて」なんて簡単なことから始め、自然に仕事を分担させていくと、やがて勝手が分かった客が料理を作り始めたりする。
(中略)
いつも無意識に動いている作業を、言葉にして人に手渡すことは難しい。一人で家事を抱え込んでしまうと、こうした「指揮能力」は発達しにくい。独自に技を極める職人型家事もいいけど、全体を見渡して人も動かせる管理職型家事も、これからは必要みたい。
【問い】 筆者は家事についてどのように考えているか。
1 家事を他人に手伝ってもらうときは、いつも簡単なことを頼むのがいい。
2 一人で家事をするときは、全体を見渡して少しずつ進めていくと楽である。
3 他人にうまく指示を与えて仕事をするのも必要な家事能力のひとつである。
4 職人型家事をする人は指揮能力が高いので、多くの客を家に招いたとき役立つ。
(4)次の文章は、4年制大学を卒業した男性と女性の就職意識が、就職前と就職後半年で、どのように変わったかを調査した結果について述べたものである。
入社半年の新入社員約2200人に「就職活動中はいつまで働きたいと思っていたか」「現時点ではいつまで働きたい」と質問した。4大卒の男性は「定年派」の割合が44.2%から26.7%へ減少。逆に「転職派」は28.8%から50.9%に跳ね上がった。
この傾向は女性ではさらに顕著だった。4大卒の女性で「定年派」は19.7%から7.5%と半分以下に。逆に「転職派」は16.6%から38.8%と倍以上になった。
【問い】 上の説明文とあっているグラフはどれか。
図中略
問題Ⅳ 次の文の にはどんな言葉を入れたらよいか。1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。
(1)出席欠席の 、同封した葉書にてお返事くださるようお願いいたします。
1 そばから 2 ないまでも 3 次第にしては 4 いかんによらず
(2)私は、彼の失礼 態度に我慢ならなかった。
1 きわまった 2 きわまりない 3 きわめた 4 きわめない
(3)田中さんは、この1週間と 、仕事どころではないようだ。
1 いうもの 2 いっては 3 いえず 4 いうのに
(4)この町に大きな自転車工場ができるので、来年には労働人口が大幅に変化 と思われる。
1 される 2 させる 3 する 4 した
(5)私の料理を一口 なり、父は変な顔をして席を立ってしまった。
1 食べたら 2 食べて 3 食べる 4 食べよう
(6)会社を辞めたいというあなたの気持ちは、分からない が、無断で仕事を休むのはよくないと思う。
1 とばかりだ 2 にかたくない 3 にいたる 4 でもない
(7)周囲の反対 、兄はいつも自分の意思を通してきた。
1 であれ 2 をものともせず
3 にもまして 4 しないまでも
(8)それを 最後、君たち二人の友情は完全にこわれて